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挨拶回り
自分への備忘録として事細かに書かせていただきます。
通常は結婚式が終わって旅行から帰ってきて落ち着いた頃に、ご近所の、結婚祝いをいただいた方々のお宅へ挨拶回りに行きます。 でも、ウチの場合、息子は関東に住んでおり、式の翌々日には2人で関東に行ってしまうので、式の翌日にご近所への挨拶回り。
ご近所の、結婚祝いを下さった方のお宅へ、お祝い返しとお嫁さんの挨拶の「嫁入り饅頭」を持っていきます。 お嫁さんはこの辺りではたいがい着物姿。 振袖か訪問着だそうです。 姑・・・って私だ!(笑)、も通常着物ですが、もう勘弁していただいて、洋服で行きました。
お祝いのお返しは、このあたりでは頂いた金額の半分。ほとんどの方がデパートの商品券にされるので、我が家も商品券。 熨斗は新郎新婦の名前だけを横に並べて。
そして、「嫁入り饅頭」。 もともとは、純白の薯蕷饅頭を5個並べたもの。 馬鹿でかい饅頭が5個並び、見ただけで胸焼けしそうなもの。
お菓子組合のサイトによれば、 花嫁が嫁ぎ先の家風に応じて、何色にでも染まる様にと、純白の、しかも特大の薯蕷饅頭をお祝い返しに使用するのだそうな。そして、特大というのは、饅頭をお返しに貰った家が別の人に花嫁の紹介を兼ねてこのお饅頭をおすそ分けをする為で、『手前の方にも良い縁がありましたらお願いします』などといって、饅頭の半分を又別の人にあげるものらしい。 なので、饅頭が大きければ大きい程、多くの人に知れ渡り、多くの人に祝福される事になるのだそうな…。
が、正直言ってお饅頭は高いんです…。標準的なお祝い額からその半分をお祝い返しにして、プラス特大の嫁入り饅頭を買うと赤字。だからと言って小さくするのも予算をケチったみたいで癪だし、福が逃げても困ります。
ということで、多くの家でもそうされているけれど、我が家では洋菓子で代用。 オーソドックスにバウムクーヘンにしました。
熨斗は10本結びきりの水引の上に「寿」、下にお嫁さんの名前を書いた「万寿名刺」を貼る。 どうもこの「万寿名刺」、ネットで調べても、この地にある某陶器屋さんが出産祝いを贈る際の案内に記載しているものしか見つからない。 全国的にはほとんど廃れているものと見受けられます。 でも、お菓子を頼んだ某老舗百貨店の・・・お菓子売り場のおねえさんは知らなかったけれど「熨斗の担当に聞いてきます。」と聞きに行ってくれたらちゃんとわかりました。 万寿名刺がどんなものなのか、先方にお渡ししてしまうので見られないのが残念。 熨斗は「汚れないように」内熨斗にするのだそうです。
これを「万寿盆」というお盆に乗せて風呂敷で包みます。
広盆にお祝い返しを乗せてその上に先方がお祝いを持ってきてくださったときに乗せてきてくださった片木台(へぎだい)、熨斗、寿恵廣のセットを乗せて紋の入った風呂敷で包みます。 それと、先ほどの万寿盆に乗せたお菓子を持ってご挨拶に。
日々は何かとお世話になりありがとうございます。 先日は○○の結婚に過分のお祝いを頂戴いたしまして有難うございました。 お蔭様で滞りなく式を済まさせて頂きました。 心ばかりのお礼のしるしでございます。 どうぞお納めくださいませ。 嫁の○○でございます。不束者でございますがどうぞよろしくお願いいたします。
こんな感じです。
日時 2011年05月29日 18:52 |
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コメント (2)
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1. 名前:sumire 日時:2011/06/13-10:14
おめでとうございます。
嫁入り(こんな言葉を使うのは適切ではないかもしれませんが)の風習はさまざまありますね。 尾張地区では屋根の上から菓子まきをする、TVではみましたが実際には見ていません。
愛媛県で昔お姉さんが結婚されたとかで、ぽん菓子(米の爆ぜた)とバチンコ玉より大きめのいろんな色の薄荷味の丸い(中は空洞)お菓子がまざったものを貰いました。 屋根からまくものなのでしょうか?
2. 名前:管理人 日時:2011/06/13-23:20
お菓子を撒くというのは見たことがありませんが、私が子供の頃、父の親戚(三河)の結婚式の引き出物など持ち帰り品はものすごい量でした。
料理の折り詰め、必ず鯛が入っていました。 お饅頭の折もありました。 それに果物または果物の缶詰を篭にいっぱい。 それから、縁起物をかたどったお砂糖。
今時こんなことをしている家はあるのかな…?
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