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はじめに
2010年5月2日から4日まで、札幌市民ホールをメイン会場に第20回コーラスワークショップが開催されました。私は、このワークショップに今回で6度目の参加になります。とても楽しかった数日間の感想を、かなり個人的な趣向に基づく偏見に満ちた感想ではありますが、記録しておきたいと思います。
ついでに、オマケとして、私の札幌旅行記録も兼ねています。ひょっとしたらワークショップの感想よりも、オマケの筈の「ワークショップ外」の記録の方が多くなってしまうかもしれませんが…。
・・・いや、間違いなく「ワークショップ外」がメインになります。(笑)
INDEX
札幌入り・CWS1日目
早朝6時に出発。駅までのバスはまだ動いていない。もったいないがタクシーで。
目指すは伊丹空港。
阪急に乗り、モノレールに乗り換えて、空港到着。
空港は思ったほど混雑しておらず、余裕でチェックイン。荷物を預けて記念写真を撮る時間もありました。
快晴で、飛行機の・・・「車窓」とは言いませんね。「機窓」???からまるで航空写真のような(当然か…。)景色が良く見えます。
琵琶湖の東岸に沿って飛び、信州の山々の上を飛び、海に出た後は佐渡が見え、また海。そして男鹿半島が見え、また少し陸から離れた後は津軽海峡の北側辺りを横切って札幌に入ったようでした。
千歳空港から札幌へはJR快速で40分ほど。なかなか便利です。
札幌駅構内で目に付いた蕎麦屋で昼食。ラーメン屋を探そうかとも思ったのだけれど、全国のお蕎麦の味の違いを体験するのも楽しい。札幌のお蕎麦は甘ったるく濃い味で、お世辞にも美味しいとは言えませんでした。
とりあえずホテルへ向かい、宿泊の手続きをした後荷物を預けて、コーラスワークショップの会場へ。
・・・しかし、その前に、会場までの道筋にある時計台で記念撮影。
ついでに、会場の向こう側にあるテレビ塔。
さて、ここからが本編です。
開講式にはほんの少し遅刻しましたが、ちょうどご挨拶と諸注意が終わり、オープンシンギングが始まるところでした。ウォーミングアップに簡単な歌を歌います。
1日目のオープンシンギングはスペインから来てくださった講師のブストー先生。スペインの民謡か子供の歌のようなものを聞き覚えで歌いました。
1日目はコンクール課題曲のセミナー。前半と後半に分かれているが、私はどちらも女声合唱を選択。
前半では寺嶋陸也の「五月の歌」と高嶋みどりの「露営のともしび」。
講習を受けている人たちの年齢がとても若く、ちょっと私が入るのは場違いな雰囲気。後で聞くと、北海道の合唱団の人たちがサポート合唱団として、練習を積んだ後にこの講習に参加しているとのこと。そして、少年合唱団や高校生たちに囲まれて少々居心地悪く…。
朝早く起きた疲れもあったので、1曲目の「五月の歌」が終わったところで会場を抜け出し、糖分補給に札幌の町へ。札幌駅のKioskにて札幌土産品のスイーツを試食。SNAFFLESの「チーズオムレット」が一番美味しかったが、10個入りのパッケージしかない。今1人で食べるには不向き。帰りに家へのお土産に、と決める。他にも美味しいスイーツはあったけれど、1人で食べるのにこれ、といったものが無かったので、ふつーのチョコ菓子を買う。
ついでに駅の案内所で観光案内のパンフレットを大量にゲット。これでこれからの数日間、充実した日を送れるはず…。(笑)
そして、ホテルにて休息。
糖分補給により復活し、会場に戻る。次は後半の講習。PalestrinaのSurrexit pastor bonusとHenri BusserのSalve Regina。Henri Busserは1872-1973という新しい時代の作曲家。どちらも宗教曲ではありますが、Palestrinaとはかなり違った雰囲気でなかなか良い雰囲気です。
講習の後は「セミナーコンサート」。今講習を受けたばかりの曲をステージで歌います。サボっていた「露営のともしび」もちゃっかり歌ってしまいました。ごめんなさい…。
さてさて、ここからが実は「本番」です。
大阪から参加されていた方と一緒にお食事に。
まだ店の研究ができていなかったので、駅前を歩いた後、ビルの中にある居酒屋へ。
写真撮るのを忘れましたが、
刺身盛り合わせ
生ホッケの塩焼き
イカ下足のから揚げ
サーモンと玉ねぎのサラダ
たぬき豆腐(豆腐に揚げ玉+出汁。揚げ出し豆腐の味わい。)
いくらミニ丼
かに雑炊
まだあったかな…。
上記を二人で。
美味しかった。
特に、ホッケは美味しかった。
干してない、生のホッケをふつーに塩焼きにしたものです。
全部で5千円ちょっと。 1人約2,500円。
ちょっと食べすぎ気味。
一日目の報告、以上です。
CWS2日目
講習2日目。オープンシンギングは今井先生担当。賛美歌30番、「あさかぜしずかにふきて」を日本語と英語で歌う。私の大好きな賛美歌。最近賛美歌を歌う機会はものすごく減ってしまったけれど、これからも歌いたいな、と思います。
今日の講座は千原英喜さんの「雨ニモマケズ」と「おらしょ」。今や合唱界ではその名を知らない人はほとんどいない千原英喜さんですが、我が家には「街角」という楽譜があります。その昔、京都のJという楽器・楽譜屋の店頭に「ご自由にお持ち帰りください。」として積んであったのを拾ってきたもの。
昭和61年度笹川賞が消極受賞作品。1986年。一度歌ってみたいと思いつつ、その機会のないまま、楽譜は我が家の引き出しに収納されております。
さて、今回の講習は高校の合唱部の指揮者の先生が講習会の参加者を前に指揮するのを、横から千原先生がアドバイスする、という形式。緊張してか、勝手が違うのか、ぎこちない指揮者の先生を前に、良い雰囲気で講習が進められました。
しかし、最後に曲を通したときは、指揮者の先生方も突然の変貌。しっかり曲に入り込み、素晴らしい指揮でした。
最後のセミナーコンサートは「雨ニモマケズ」と「おらしょ」をそれぞれ別の先生が指揮。最後に「雨ニモマケズ」を千原先生が指揮。「雨ニモマケズ」は、それぞれの持ち味があって面白かったけれど、もっと歌いこめばもっと味の違いが出て面白いだろうな、と思います。
晩は交流レセプション。今までのワークショップではたいてい1日目の晩にあったのだが、何故か今回は2日目。今までは立食パーティーのことが多かったが、今回は座席について食事だったので、あまり多くの人と話をする機会がなく、ちょっと残念でした。
レセプションの後、多くの方が2次会に行かれたのですが、アルコールを飲まない私は、その辺を散歩した後にホテルに戻ってきました。
写真は、
北海道庁旧本庁舎 | 閉店した札幌西武 |
北海道庁旧本庁舎と札幌西武の写真は暗い中で撮ったので、こんなになってしまっています。
雪印パーラーでアイスクリームか何かを買おうと店に入りました
アイスクリームを見ると、ロッテのアイスクリーム。
何で?、と思いましたが、アイスクリーム事業はロッテに移っているんですね。
そして、「生チーズケーキ」というのが美味しそうだったので買ってみました。
まあまあの味。でも私としてはもう少し酸味の効いた方が好みです。
CWS3日目&札幌食べ歩き
ワークショップ3日目のオープンシンギングは岸先生の担当。「鯉のぼり」(甍の波と…)と「背くらべ」を同時に歌う。以前のワークショップでもやったんじゃなかったっけ…。
「鯉のぼり」には、高校生や大学生たちはキョトン(?-?) 。だって私でもうろ覚えだもの。若い人たちが知っているわけがない。鯉のぼりと言えば「やねよりたかい」の「コイノボリ」ですよ。
ワークショップは、ブストー先生の女声合唱作品をブストー先生のご指導で。
何語か判らないけれど、いくつかの言語の曲があったような…。
それ程難しい曲ではないけれど、やっぱり意味のわからない外国語より日本語がいいですね…。
でも、楽しく歌えました。もう2度と歌うことはない曲ばかりでしょうが…。
終了コンサートがあって、3日間続いたワークショップは4時ごろ終了。来年は松江で開催されるとのこと。近そうで遠い松江。もう40年以上前にしか行ったことがないので、来年も行こうと思います。
ワークショップ終了後はとにかく食べたかったスウィーツを食べに地下街へ。
昨日の瓶入りの生チーズケーキだけでは欲求不満ですから。
入ったお店は、「さっぽろスイーツカフェ」
。
市内や近郊の洋菓子屋さんが入れ替わりで看板商品を入れているそうな。
食べたのはモンタンベールというお店の「クレームダンジュ」。
もう、ホントにシアワセ!!!
幸せな気分になったところで、地上の大通り公園へ。
公園内にあった案内所で市内の地図をゲット。
案内所の方にお話を聞いたりして、次は市電に乗って中島公園に行くことに決定。
しかも、まっすぐに行かずに、ぐるりと遠回りをして。
こちら、中島公園。
中島公園の中にある豊平館。
元はホテルで、最初に宿泊されたお客様が明治天皇なのだそうです。
夕方で閉館しており、中は見学しておりません
中島公園を散歩した後は再び市電に乗りすすきのへ。
ビルの屋上にある観覧車に乗る。
観光客ですもん。
観覧車、判ります?
観覧車からの夜景です。
夕食を食べる店を探しに、狸小路をずっと歩く。
途中、飲食店数点が集まった「道産食彩HUG」を覗いてみる。
ソフトクリームの誘惑に負け、夕食も食べていないのに食べてしまう
生ソフトにリコッタチーズをトッピングしたもの。
チーズケーキのような味わいでこれもとっても美味しい!!!
狸小路の端まで歩き、二条市場へ到着。
市場は軒並みシャッターが下りている。
夕方早くに閉まるんですね
狸小路へ戻ろうかどうしようか悩んだけれど、1軒だけ開いていたおすし屋さんへ入ってみる
SUSHI-酒場MARCO。
注文したのが、とりあえずこれだけ。
手前の真ん中は「羊」です。
上に乗っていた生姜ごと食べてしまったので、生姜の味で羊の味は全然わかりませんでした。
生姜除けたらよかった…
うには美味しかったので追加注文
うにの隣はニシンです。
そして、ホテルまで夜の街を散歩
テレビ塔がきれいでした。
札幌、小樽観光・帰宅
今日は朝から小樽へ。
札幌から快速で30分ほどです。
観光案内を読んで、モデルコースを少し変形させて歩く。
まず北海道で始めて開通した鉄道の跡地。
旧手宮線。
もちろん電車は走っていません。
小樽には明治や大正に作られたレンガ造りのどっしりした建物がいくつも残っています。
そして現在は資料館になっていたり、公園として利用されていたり、観光客相手の店になっていたり、果ては居酒屋になっていたり…
これは日本銀行旧小樽支店。今は金融資料館です。
一億円の束の重さ。 コピー用紙の束をいくつか持っているようなものです。
現在流通しているお札の額。
こちらは普通のお店になっていますね。
こっちはお店とかではないですね。
そして運河に出ました。
運河と言うのは大正時代に作られたもので、今や、まるで三流の軽井沢か、スキー場か、と言う雰囲気の観光地。人力車が走り回り、記念写真屋がうるさく呼び込みをし…。
30数年前に来た時には、ガラス屋だけが印象に残る田舎の港町だったのに…
運河、確かにきれいな風景なのだけれど、
埠頭まで出てかもめの鳴き声を聞いている方が、私の性には合っています。
これは運河資料館。
観光客になりきって食べたアイスクリーム、ウニとイカスミのダブルアイス。
興味をそそるアイスですが、それほど味はせず、言われても何の味かわからない。
これは昨日のアイスと違ってハズレ。
この元銀行、今は居酒屋。
再び札幌に戻り、まあ1度ぐらいはラーメンを食べようか、ということで、駅前にあるショッピングセンターの中にある「ラーメン共和国」へ。
いくつかのラーメン屋が出店しているのですが、函館やヤメて、旭川もヤメて、「サッポロラーメン」を名乗る店の中からなんとなく「けやき」というお店へ。
サッポロラーメンは味噌ラーメンが本来のようですが、邪道で醤油ラーメン。これはハーフサイズです。1玉の半分。
そして、残ったスープで雑炊を作ってくれます。
これも1人分は多すぎるので3分の1の量にしてもらいました。
コテコテのギトギト。
でも味はそんなにしつこくありません。
こんなんでラーメンも雑炊も1人分にしたらどれだけの量になるんだ!!
ラーメン倍、雑炊3倍。
身体中脂がういてギトギトになりそうです。
残った時間、北大のキャンパスを散歩・・・しようかと思ったのですが、結構疲れてきたし、時間もないので、「駅チャリ」をレンタルして、チャリで走る。
この「駅チャリ」、撤去された放置自転車を整備して貸しているもの。1日借りて500円。
でも、借りる場所を探すのに一苦労。
その辺の店の人に聞いても全然知らないんです。
広報不足ですよ、駅チャリさん。
北大をチャリで走ったのは大正解。
だったキャンパス、ものすごく広いんです。
まるで公園。
クラークさんもいらしたし、
カッコイイ建物もあるし、
博物館には
ポプラの木で作ったチェンバロもありました。
ここを最後に札幌&小樽観光終了。
札幌駅で、一日目に試食をして美味しかったチーズオムレットを買おうと思ったのですが、売り切れ。
2番目に美味しかったチーズオムレットにしようかどうしようか、迷って、結局買わずに空港へ。
空港でもチーズオムレットは売り切れ。2番目に美味しかったチーズスフレや海産物などのお土産を買い込み、晩御飯に機内で食べようとお弁当を買う。
このお弁当、ホッキ貝の殻の中に、ホッキ貝の炊き込みおこわを詰めたもの。
機内では携帯電源OFFで写真を撮ることができなかったので、食べた後の殻=容器の写真だけお見せいたします。
帰りはかなり雲が多く、飛行機の下には雲のじゅうたんが広がる。次第に晴れてきたが、晩なので明かりだけを見ても景色はどこを飛んでいるのかサッパリわからない。
帰りは神戸空港への到着。一度行ってみたかったので。
でも、帰りに行っても、買い物もせずにそのまま帰ってしまうので、あまり意味なかったですね。
これで札幌レポート終わりにさせていただきます。北海道にはまた行きたいですね。