■
みやこフィルハーモニックチャリティーコンサート
聴きに行ってきました。毎年阪神大震災の日前後に開かれるチャリティーコンサートです。 2年前まではこの団で歌っていたのですが、今は練習に出るのがスケジュール上難しいのと、暗譜能力が低下したことにより引退しました。オーケストラはほとんどがボランティア参加のプロの奏者の方々です。
開演が7時、仕事の終了予定が6時半。予定通りに仕事を終えても開演間際に滑り込めるかどうかギリギリ。 何とか仕事が延長しないように努力し予定通り6時35分には仕事を終えることができました。
メインはモツレクなのですが、その前に演奏される、モーツァルトの「オーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴット・管弦楽のための協奏交響曲」が私の一番のお目当て。もっと正確に言えば、オーボエソロの広田智之さんの演奏がお目当て。数年前にサン・サーンスのレクイエムを歌った時に、そのオーボエの音色に魅せられて以来のファンなのです。世にある管楽器で一番美しい音色は広田さんのオーボエの音色だと思っています。
開演にほんの少し遅れたものの、この協奏交響曲の開始には間に合いました。 協奏交響曲は文句なしに音色に魅せられて聴き入ることができました。
その後15分間の休憩。演奏中にお腹が鳴らないようにロビーでホットーコーヒーとマフィンを大急ぎで食べる。熱いコーヒーを何とか飲み切り、ホールに飛び込む。
さて、お馴染みのモツレク。今まで何度か歌いました。このみやこフィルでも何年か前に歌いました。 よく知っている曲であることも災いして、よく知っている合唱団であることも災いして、、、、純粋に演奏を楽しめないんですよね。 この団の演奏を、はじめて客席から客観的に聴きました。舞台で歌っている時も周りのピッチが下がっていたり、入りのタイミングが合わなかったりいろいろ気になりますよね。客席で聴くとオーケストラの音量にかき消されてもっと目立たなくなるかな、と思っていました。が、全然そんなことはない。オーケストラが心地よいピッチで演奏しているところにフラットした音程はこんなに気になるものなのか…。オーケストラが歌っているところに高音の破綻した声が聞こえてくるのはこんなに気になるものなのか…。 合唱団の演奏自体はそんなにひどい出来ではないのですが、よく知っている団だけに一緒に歌っていた時の記憶が蘇えってきてしまって純粋に楽しめない。タチの悪い病気ですね。
とは言うものの、皆さん熱演でした。合唱団はアマチュアゆえの技量不足はありますが、私にはとてもついていけないだけの練習を積み重ねて来られたことはよく感じ取れました。オーケストラはいつものことながら素晴らしいものでした。このチャリティーコンサート、ずっと続けてください。
日時 2007年01月16日 01:01 |
固定リンク |
コメント (2)
|
|
|
Annie
|
|